ブックタイトル70年の航跡
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70年の航跡
第五博鐵丸に試乗する宮﨑昇夫妻。昭和29年、木鉄船の初代「宮隆丸」と積荷。このころは石灰石が細かくなっていた。昭和26年(1951)、宝永汽船より小型鋼船4隻を同時に買船。朝日丸(宮豊丸)第五博鐵丸第八長運丸(宮津丸)伯州丸(宮繁丸)宮﨑昇の愛用車は、寝台列車宮﨑昇は若いころから動くことが大好きで、とにかくいつも動き回っているので「ブルドーザー」のニックネームが付いたほどだった。出張も、宿に泊まる時間がもったいないと、夜行の寝台列車を利用するのが常だった。出張前にまず津久見の郵便局に立ち寄り、郵便物が届いていないか確認してから列車に乗ったというほど、根っからの仕事人間であった。東京行きの寝台列車に乗って眠り、朝方目が覚めるのがいつも宮島近辺だったので、自社の船に「宮島丸」の名前を付けたというエピソードも残る。昭和31年には、九州-関西-東京を結ぶ戦後初の寝台特急「あさかぜ」が登場。「動くホテル」とも称されたこの列車を愛用した。12